こらむ2;自然と繋がる均整美







 宇宙に広がる大星雲も、この黄金比に基づく黄金らせん構造で渦巻いています。


クフのピラミッドも、実はこの宇宙を支配する黄金比、あるいはフィボナッチ数列と呼ばれる数学的法則に基づき築かれているといわれます。古代の叡智がこの宇宙を支配する黄金比に壮大な何かを託してピラミッドという建造物を残したのかも知れません。


ギリシャ時代のパルテノン神殿や、中近世の宮殿、あるいはキリスト教の聖堂など、


大抵の建築物のどこかしこかに人の美意識を魅きつけてやまぬこの魔法の比率がちりばめられているようです。


人の身体にも実はこの黄金比率が数百箇所に認められるといわれます。




                               




 ミクロの遺伝子のらせん構造の長さの比にも。そして又、肉体や容姿の美しさという事に関しても、この黄金比率にかなっていればいるほど、人をひきつける美しさとして、どうやら人には認識されるようです。

 ミクロからマクロに至るまで、広く共鳴する万物の秘密の造形の暗号のようなものを、何かこの不思議な黄金比の中に感じませんか。

 様々な分野で、自然で均整のとれた容姿を形造るためにこうした神聖幾何学が密かに取り入れられてきているようです。

 


                   



 

 こうした原理に沿った口元のスマイルラインはその人の笑顔を魅き立たせます。口元に自信がなくて、人に笑顔を見せたり、楽しく会話をすることにためらいがあるとしたら、それはその人にとっては残念なことでしょうね。




                                           





 まずは、自然の懐に身をおいて、目を閉じ、ゆっくりと自分自身のインナー・マインドと対話してみましょう。いざという時あなたを助けてくれるのは、常に宇宙と共振し、その偉大な叡智をあなたに授け続けてくれているあなた自身のマインドなのです。心は、そして体は壮大な宇宙の息吹に常に共振しようとしています。

 

それにそっと耳を傾けるか、その声を拒否するかはあなた次第です。


 そうして心をいつも謙虚にクリアーにしていれば、自然の笑顔の表情の中に、そして口元のラインの中に、形を超えた内からのメッセージとして、温かい何かが人に伝わり、何かの感動として伝わっていくものなのかもしれません。こうすれば一歩前進です。


 あなた自身の内に眠る自然の美を口元に引き出せるように、努力をしてみましょう。

 まず伝統的な東洋医学のノウハウを使って、場合によっては様々なストレスから軋んだ全身の歪みを、本来の姿に整えてみます。そして頭部顔面、口元へと進みます。


 キネシオロジーでは、微細な複雑系としての生命活動との共振を、人の脳が自律的に感知して、様々な入力情報に対しての精緻な出力情報としての回答を得ることができます。

生きている人に関する限り、そこから得られる情報の幅は無限大です。


生命誕生以来、大自然の懐で進化してきた、人の遺伝子の情報の中にそうした自然界の外部情報に共振・発現するメカニズムがすでに存在し、人の脳の自己組織的な作用を通じてスイッチング、情報発現しているのでしょうか。

それとも、何らかの物理的な作用を時空間を通して引き出す共振コアとしての意味がこうした黄金幾何学の中にはすでに秘められているのでしょうか。


古来、ひとはそれを天上の叡智の慈しみの表現として認識してきたのかもしれません。



 人のこころのなかにこそ、その叡智の受け皿はあります。

謙虚であればあるほど、受け入れることのできる情報の質は、どうやら微細で精緻になるようです。


 だから、意外と、ほんのお口の噛み合わせなどといっても、ひとつひとつの歯には身体や心全体につながる大事な存在の意味があるように思われます。全体を統合するリズムとしての複雑系、それが身体全体に瞬時にフィードバックするような自己組織的な協調作用が狭いお口の中にも秘められているのかもしれませんね。ちょうど先に述べたフィボナッチ数列、黄金比率と呼ばれる法則が、銀河から大自然の植物、人の体、細胞各所にフラクタルに反映されるように。


東洋医学では局所から全身の健康を読み取ろうとします。

決して部分はそれだけでは機能的に存在しえず、必ず全体との協調作用の中で生かされ続けています。


人が一人では生きていけないのと同様、地球上の人それぞれに、決してないがしろにされるべきでない人格があり、大切な生きていく役割と意味があるように・・。


 口元というほんの小さな場を借りて、

内から湧き出るそのひと本来のもつ健康と美しさを、より自然にひきだす方法を、東西の叡智から導きだせれば、すばらしいと思います。